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ずっとモヤモヤしていること+追記 [チェックのお仕事]

※初めに申し上げておきますが、このエントリーは半ば愚痴です。
 嫌な方は飛ばして下さい。


昨年12月、珍しく納期に余裕のあるチェック案件の打診をいただき、

お引き受けすることにしました。

1月になってから訳文が入稿し、さっそくチェックに取り掛かると…


お引き受けしたことをすぐに後悔。

それはまるで大学入試の英文和訳問題の解答のような、

率直に言って翻訳とは呼べないような訳文でした。

しかも分量は原稿用紙30枚近く。

早ければ1日で終わる分量ですが、

この案件に関しては非常に時間がかかりました。

修正の不要な文はゼロに近く、

かなり苦戦しながら 何とかチェック(?)を終えて納品しました。



疑問に思ったのは以下の点です。

・エージェントさんはこの翻訳者さんと過去に取引したことがあって、
 どういう訳文を納品される方か把握した上で30枚も発注されたのか?

・これまで取引実績が無い場合、実力が把握できていないにも関わらず
 30枚も発注されたのか?
 (もっと少量の案件からスタートした方が無難なのでは?)

・これが登録後の初仕事だった場合、エージェントさんの登録トライアルに合格された方と、
 その訳文を提出された方は同一人物か?

・翻訳を受注された方と、実際に訳された方は同一人物か?
 (実績のある翻訳者さんが、翻訳を学習中の方に下請けに出されたのではないか?)


エージェントさんの社内にもチェッカーさんはおられる筈ですが、

時給で働いている社内チェッカーさんに

今回の案件をアサインすることはできなかったでしょう。

あまりにも時間がかかり、コストが高くなり過ぎますから…。


そこで時給制ではなく、分量に応じて報酬が支払われる

在宅チェッカーにアサインされるのだと思いますが、

見方を変えれば 翻訳発注のミスマッチによるコストとリスクを

在宅チェッカーが負担させられていると言えるのではないでしょうか。


最近 このエージェントさんのチェック案件(特に大型案件)は

あまりお引き受けしないことにしているのですが、

その理由は上記のようなことが過去にも度々あったから。


もちろん、チェックをしていて 一字一句 書き写したくなるような、

惚れ惚れするような訳文も多いのですが、

上で箇条書きにした「なぜ???」という疑問が思い浮かぶことも

残念ながら少なくありません。

(※自分の訳がチェッカーさんにそう思われていないことを祈ります…)


せめてエージェントさんが、

取引実績の無い、登録されたばかりの方には

少量の案件からスタートするという方針であれば

ある程度 問題が防げると思うのですが…


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[追記]

この案件、思い返してみると どうやら

複数人から成るグループが訳したのではないかと思えてきました。

日本語としての読みやすさに配慮した形跡がある部分が2割、

Exciteか何かで訳したような完全な直訳部分が8割だったのですが、

完全な直訳の部分の中に 配慮の形跡がある部分が点在しており、

頭から見直していって時間が足りなくなり

あえなく不完全なまま納品したというよりは、

手の空いている人が代わりばんこに訳していったという印象です。

その2割の部分を訳した人がエージェントさんから受注した

本人かどうかは不明ですが、納品前に全体に目を通して

全体のクオリティを一定水準以上に保つという努力を

誰もしていないのは明らかです。


結局、モヤモヤ晴れず…



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リーガル覚書:民法の典型契約(有名契約)・非典型契約(無名契約) [チェックのお仕事]

去る12月13日、JTF翻訳祭に参加してきました。


英文契約書ドラフティングハンドブック

英文契約書ドラフティングハンドブック

  • 作者: 宮野 準治
  • 出版社/メーカー: ジャパンタイムズ
  • 発売日: 2001/09/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



の著者でもある飯泉 恵美子さんが講師を務められたセッション

「未来につなげる翻訳力~法律翻訳の動向と契約書翻訳ワンポイントアドバイス~」で

触れられていた、民法の典型契約(有名契約)/非典型契約(無名契約)についての覚書です。


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典型契約とは、民法等の法律で契約のタイプを定めている基本的な契約のことです。 民法第549条以下に、 ・贈与 ・売買 ・交換 ・消費貸借 ・使用貸借 ・賃貸借 ・雇用 ・請負 ・委任 ・寄託 ・組合 ・終身定期金 ・和解 の13種類の契約を規定していますが、民法以外にも商法等で規定されている 保険や信託、運送取扱、倉庫、労働などの契約のタイプがあり、これらは法律に名前がある 典型的な契約という意味で、典型契約または有名契約と呼ばれます。

http://money.infobank.co.jp/contents/T400135.htm


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無名契約とは、民法等の法律で規定しているタイプの契約以外の契約のことです。

http://money.infobank.co.jp/contents/M300014.htm

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[その他覚書]

・法令の変更に伴い、訳語が変化しているものがある。
 原稿の作成時期を考慮し、時期に合った訳語を当てること。

・会社法をざっくり知っておいた方がよい。
 そのためには会社設立の簡単なハウツー本を1冊読むとよい。

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悩んだ・・・ [チェックのお仕事]

今日は悩んだ…。

この単語の訳語何がいいだろう、とか

言い回しはAとBどっちが座りがいいだろう、とか

そういう部分とは全く違う所でものすごく悩んだ。

この仕事を初めてから、こういうことで悩んだのは初めて。

詳しくは書けませんが。

悩んだ挙句、エージェントさんに相談したところ

こちらでも調査してみます、とのこと。

杞憂だといいけどな。

ハァ。
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2週間にわたるチェック案件が終了 [チェックのお仕事]

約160枚。

苦手分野な上に 

原稿がドラフトのため 

ところどころ非文法的な箇所があったりして

なかなか捗らない。

その上、翻訳者さんのご専門とも外れていたようで。

自分はこの分野をあまり掘り下げる気にはならないけど

基本用語はおさえておかなくては。

この2週間の間には他の案件も並行して行っていたけど

苦手分野はペースが上がらないな。




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Wordのスペルチェック機能 [チェックのお仕事]

Wordのスペルチェック機能は便利なので よくお世話になっていますが、

plants と plans の間違いなど、

文脈から考えると おかしいのに

単語の下に 注意を促す 波線が 出なかったり、

かと思えば Microsoft 製品の "PowerPoint" を

"Power Point" と2語に分けていたら

きっちり下波線を 表示したり。

「そのスペルの単語が存在するどうか」だけで

判断しているのでしょうか?過信は禁物ですね。[ふらふら]




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モヤモヤ [チェックのお仕事]

今、とある議事録の日→英訳チェックをしているのですが

これが進まない。

日本語で読む限り 特別難しい内容ではないのですが

いざ翻訳を考えようとすると

仲間内での話し合いのため省略が多く

推測しながら読まなければならないのと

発言者がどういう立場なのかもわからないので

1人称的視点で訳出するのが正しいのか、

3人称でいいのか?とか。。。

引っかかることが多すぎて、なかなか前に進みません。


キリのいい所で別のジョブに切り替えて、

終わったら戻ってきて続きをやろうと思います。

はぁ、モヤモヤするなあ。




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地名の読み仮名の調べ方 [チェックのお仕事]

とくべつ難しい地名でなくても

『「○○町」は「○○チョウ」と読むのか、「○○マチ」か?』

のように悩むことがあります。

そんな時は 日本郵便の 郵便番号検索サイト のお世話になっています。

漢字を入力すれば 郵便番号と一緒に 読みがな付きの地名を

表示してくれるので、とても便利です。


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効率を上げる工夫:時給換算 [チェックのお仕事]

以前、翻訳会社さんとのメールのやり取りの中で

「予想作業時間と照らし合わせ、時給換算では ○○○ 円くらいになるように

単価を設定しています」

というお話があったのを思い出しました。

在宅ワーカーの場合、同僚の目がないので(家族の目はありますが)

ネットでの調べ物の途中に 関係ないネットサーフィンをしてしまったり

(特に Wikipediaのリンクを 次々辿っていくと あっという間に時間がたつ)、

何度もコーヒーを淹れに席を立ったりと

ついダラダラしてしまいがち(私だけ?)。

そこで、作業の効率アップを図るため

「時給」をもっと意識して働くことにしました。

これまでも納品後に フィードバックと共に分量の報告をしていたのですが、

それはあくまで「事後」。

これからは、事前に「○時間で終わらせる」という目標を立てます。

もっとも、分量が少なくても

・定訳を確認しなければならない固有名詞が多い

・踏襲すべき参考資料が多い(用語集の形になっておらず過去訳のみの場合は
英日の該当箇所のチェックに手間がかかる)

・修正しなければならない箇所が多い...

など、枚数の割に時間を取られるケースもあります。


それに、短時間で終わらせることよりも もちろん品質が第一。

 

というわけで、あくまでも目安ですが これからは

「○時間で完了する」という 「時間 対 効果」意識を常に持ちたいと思います。


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PowerPoint 2007 [チェックのお仕事]

過去にPowerPoint 2003スターターパックの購入について書きましたが、

これは使用期限が1年間を過ぎると一部機能が使えなくなるというものでした。

が、1年が過ぎてもパワーポイントのファイルを開けたのと

パワーポイントファイルの編集を伴うお仕事が しばらくなかったのとで

アップグレードを忘れていました(汗)。

ある日久しぶりにパワポファイルを開いて編集作業をしようとしたところ

編集機能が使えなくなっていることに気づき、焦りました。

翌々日には納品しなければならないのに電器店までソフトを買いにいく時間はないし、

ネットで注文しても間に合わない(田舎なので)。

そこで急遽Microsoft社のHPから Version 2007の無料トライアル版をダウンロード。

これでいけるか・・・と思いきや、まだ問題が解決しない

ネットで調べたところ、2003 と 2007 の互換性に問題があると判明。

そこで互換性をカバーするパッチ(??というのか分かりませんが)をインストールして、

どうにかこうにか使えるようになりました。

 

このトライアル版の有効期限(3カ月)が切れるので、

先日アップグレード用Version 2007の製品版を購入しました。

Microsoft Office PowerPoint 2007 アップグレード (その場で2,000円割引き)

Microsoft Office PowerPoint 2007 アップグレード
出版社/メーカー: マイクロソフト

  • 発売日: 2007/01/30
  • メディア: ソフトウェア

CD-ROMが添付されていますが

私の場合はプロダクトコードを入力するだけで あっさり終了。

CD-ROMは 使うことなく終わりました。

決してお安くはない値段(Amazonで¥ 13,950)ですが

これが十数ケタの プロダクトコードの値段ということですよね。

何だかなあ (^ ^)A。


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パラグラフ・リーディング [チェックのお仕事]

最近、ネイティブの方が訳されたものをチェックしていたときのこと。

長い原稿なので2回に分けて分納だったのですが

前半の訳文をいただいた際に

後半部分も 段落の初めの1~2文がすでに訳されていました。

原稿の最後までパラグラフ・リーディングをしていって、

先に訳しておいたということでしょうね。

日本人が 「翻訳にとりかかる前に、原稿全体を読む」 というとき

文字通り 全文を読んでいることが多いのではないかと思いますが(私だけ?)、

ネイティブの書いたパラグラフ構成なら

たいてい最初の1~2文にその段落のポイントがあって、

それを拾っていくだけで大筋が理解できるようになっているはずなんですよね。

(学生時代に書いた英語論文をネイティブの先生にチェックしていただいた時

パラグラフの構成がなってないとダメ出しされたことを思い出します…。)

国語の作文の授業では 段落構成の仕方を あまり指導された記憶がないのですが

(どこで段落を区切るかという指導はされましたが)、

英語のパラグラフでは構成が大切な決まりごとなのだと 改めて思いました。


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